これからのパスワードの守り方:パスキー・使い回さない・2段階認証

更新 2026年10月16日

まずはこの5つ

  • パスキーが使えるサービスでは、パスキーを設定する
  • パスワードは、サービスごとに別のものにする(使い回さない)
  • 2段階認証(多要素認証)を設定する
  • 覚えきれないパスワードは、スマホやブラウザのパスワード管理機能に任せる
  • パスワードは定期的に変えなくてよい。流出したときは、すぐに変える

パスキーを使う

パスキーは、パスワードの代わりに、スマートフォンやパソコンのロックを解除する操作(指紋・顔・PIN など)でログインする方式です。パスワードを使わないので、パスワードが漏れる心配がありません(IPA)。

偽のサイトに誘導されてもパスキーが守ってくれる、と金融庁・警察庁が銀行や証券会社などといっしょに呼びかけています(2026年4月)。

パスキーを使うには、サービスが対応している必要があります。対応しているかは、各サービスのヘルプページで確かめてください(IPA)。

パスワードを使い回さない

あるサービスから流出したメールアドレスとパスワードを使って、ほかのサービスへの不正ログインを試す手口が知られています。同じパスワードを使い回していると、1か所の流出で、ほかのサービスまで乗っ取られるおそれがあります(総務省)。

すでに使い回していた場合の対処は、別の解説にまとめています。

パスワードは長く、推測されにくいものに

  • できるだけ長く、複雑にする(IPA)。総務省は、10文字以上で、英字の大文字・小文字・数字・記号を混ぜたランダムなものを理想としています
  • 名前・誕生日・電話番号、辞書にある単語1つ、同じ文字や並んだ文字の繰り返しは避ける(総務省)
  • 覚える必要があるときは、関係のない英単語をいくつかつなげ、間に数字を入れる方法があります(総務省)

定期的に変える必要はない。流出したらすぐ変える

以前は「パスワードは定期的に変える」と言われていましたが、今は、流出などの事実がなければ変える必要はないとされています。定期的に変えると、パスワードが単純になったり、使い回しが増えたりするためです(総務省。米国の NIST や、日本の NISC の指針も同じ考え方です)。

その代わり、サービスから流出した・破られたとわかったときは、すぐに変えてください。

2段階認証(多要素認証)を設定する

2段階認証(多要素認証)は、パスワード(知っているもの)に、スマートフォン(持っているもの)や指紋・顔(本人の体の特徴)を組み合わせて確かめる方式です。ID とパスワードが漏れても、ログインを防げます(IPA・総務省)。

SMS などで届く認証コードは、だれにも教えないでください。知人になりすましたメッセージで電話番号を聞き出し、届いた認証コードをだまし取って、アカウントを乗っ取る手口が相談されています(IPA)。

覚えきれないときは、パスワード管理機能を使う

サービスごとに違う長いパスワードを覚えるのは大変です。スマートフォンやブラウザに付いているパスワードの保存・自動生成の機能や、パスワード管理アプリを使うことが勧められています(総務省)。

管理機能そのものは、マスターパスワードや画面ロック(指紋・顔など)で守ってください。紙にメモする場合は、人の目に触れる場所に貼らず、鍵のかかる場所にしまってください(総務省)。

偽のサイトにパスワードを入れないために

  • 銀行や証券会社などのサイトには、ブックマークや公式アプリから、いつもの方法で入る(金融庁)
  • メールや SMS のリンクからログインしない。金融機関の名前のメールでも、偽物のことがあります(金融庁)
  • うっかり入力してしまったときは、すぐにパスワードを変える(IPA)

出典

  1. [1]
    総務省「推測できる簡単なパスワードを利用しないようにしよう(国民のためのサイバーセキュリティサイト)」公的機関|参照 10月16日原文を開く
  2. [2]
    IPA(情報処理推進機構)「インターネットサービスへの不正ログインによる被害が増加中」公的機関|2025年8月28日|参照 10月16日原文を開く
  3. [3]
    金融庁「フィッシング耐性のある多要素認証等に係る官民一体・業界横断的な広報について」公的機関|2026年4月16日|参照 10月16日原文を開く

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