運転免許証などが流出したら:信用情報機関への「本人申告」の方法と料金

更新 2026年10月16日

どんなときに使う?

運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなどの本人確認書類をなくしたり、盗まれたりしたときに使えます。書類そのものは手元にあっても、画像や番号が流出した可能性があるときにも使えます。

たとえば、カーシェアやレンタカー、オンラインでの本人確認のために運転免許証の画像を登録していたサービスから、情報が流出した場合です。

心配なのは、流出した情報を使って、他人があなたの名前でローンやクレジットカードを申し込む「なりすまし」です。

本人申告とは

ローンやクレジットカードの審査では、金融機関やカード会社が「信用情報機関」に申込者の情報を照会します。本人申告は、この信用情報機関に「本人確認書類をなくした」「名義を悪用されるおそれがある」といった申告を登録しておく仕組みです。

登録しておくと、審査をする会社がその申告を見て、申込みが本当に本人からかを慎重に確かめる参考にします。ただし、次の点に気をつけてください(全国銀行個人信用情報センターの案内)。

  • 審査の判断を決めるものではなく、悪用を必ず防げるわけではありません
  • 預金口座を開くときには照会されません
  • キャッシュカードやクレジットカードは本人確認書類ではないので、対象外です。発行した銀行やカード会社に連絡してください
  • 知人に本人確認書類の写しを渡しただけの場合や、ふだんの取引で書類の画像を送っただけの場合は対象外です。送った先から流出した可能性がある場合は、申告できます

3つの信用情報機関と料金

本人申告を受け付けている信用情報機関は、次の3つです。それぞれ別の機関なので、手続きも別々です。料金は、2026年10月16日に各機関の公式ページで確かめたものです(いずれも税込)。

機関スマホ・インターネット郵送登録期間
JICC(日本信用情報機構)700円(専用アプリ)1,111円(コンビニで利用券を買う)登録日から5年間
CIC(シー・アイ・シー)1,000円1,000円(定額小為替。買うときに別に手数料がかかる)登録日から5年間
KSC(全国銀行個人信用情報センター)500円(マイナンバーカードが必要)2,403円(申告手数料2,060円と発券手数料343円。コンビニで利用券を買う)申告日から5年

3つともスマホ・インターネットで申し込むと、合計2,200円です。

3つとも申告したほうがいい?

ローンやクレジットの審査でどの機関に照会するかは、申し込む先の会社によって違います。

JICC と CIC は、登録した本人申告の情報を、提携しているほかの信用情報機関の加盟会社も使うことがあると案内しています。ただ、手続きはそれぞれ別です。名義の悪用が心配なときは、3つとも申告しておくことをおすすめします。

JICC(日本信用情報機構)の申し込み方

  • 専用のスマホアプリで申し込みます(iOS 18 以降、Android 16 以降。iPad は使えません)。手数料は700円で、クレジットカードか、携帯電話の料金とまとめて払う方法(キャリア決済。iPhone では使えません)で払います
  • 本人確認は、本人名義のクレジットカードと、カード会社に届けた電話番号からの発信で行うか、本人確認書類2点をアプリで撮影して送ります(顔写真付きの書類1点と自撮りの組み合わせもできます)
  • 画像などが流出した場合は、コメントの種類で「名義の悪用防止」を選びます。書類をなくした・盗まれた場合は「本人確認書類の紛失・盗難」を選びます
  • 登録の完了は、申し込んだ日から2日程度で、アプリとメールに届きます(土日祝・年末年始を除く)
  • スマホで手続きできない場合は、郵送で申し込めます。1,111円の「本人申告利用券」をコンビニで買い、申込書と本人確認書類2点の写しといっしょに送ります

CIC(シー・アイ・シー)の申し込み方

  • インターネットで申し込みます(受付は8時〜21時45分)。手数料は1,000円で、PayPay・楽天ペイ・クレジットカード・キャリア決済で払えます
  • 最初に、電話(0570-021-717)で6桁の受付番号を取ります。クレジット会社などに届けていて CIC に登録されている電話番号からかける必要があり、ほかの番号からでは登録できません。受付番号は1時間だけ有効です
  • 登録を受け付けたあとは取り消せず、手数料は返金されません
  • 郵送の場合は、登録用紙・本人確認書類(A群から1点、またはB群から2点)・1,000円分の定額小為替証書を送ります。郵送は今、通常より時間がかかっているので、急ぐときはインターネットが勧められています

KSC(全国銀行個人信用情報センター)の申し込み方

全国銀行協会が設置・運営している信用情報機関です。

  • インターネットで申し込むには、マイナンバーカードと、カードを読み取れる(NFC の付いた)スマートフォンが必要です。手数料は500円で、クレジットカード・デビットカード・PayPay・キャリア決済で払えます(キャリア決済は、Wi-Fi を切って携帯電話の回線で)
  • 郵送の場合は、申請書・本人確認書類の写し・コンビニで買う「本人開示・申告手続利用券」(2,403円)を送ります。郵便局の定額小為替は使えません
  • 2026年10月の時点で、申込みが大幅に増えていて、本人確認や登録に通常よりかなり日数がかかるとしています(9月29日にインターネットの申込みを一時休止し、30日に再開しました)
  • 手数料を払ったあとは、取り消しや返金はできません

申告のほかにやっておきたいこと

  • 流出した会社のお知らせと案内を確かめる
  • 身に覚えのない契約などの被害が出ている場合は、警察への相談も考える(CIC の案内)
  • 3つの機関はどれも、本人が自分の信用情報を確かめる「開示」も受け付けています。身に覚えのない申込みや契約がないか、確かめることができます
  • 本人申告を代わりにするという業者や、信用情報機関を名乗るメール・電話に気をつける。CIC は、登録した内容について CIC から問い合わせることはないとしています

出典

  1. [1]
    日本信用情報機構(JICC)「不正利用防止の届け出」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  2. [2]
    日本信用情報機構(JICC)「本人申告コメントを申し込む(スマホ申込)」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  3. [3]
    日本信用情報機構(JICC)「本人申告コメントを申し込む(郵送)」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  4. [4]
    日本信用情報機構(JICC)「運転免許証等の現物は手元にあるが画像など情報が流出してしまった場合、本人申告コメントは登録できますか?」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  5. [5]
    シー・アイ・シー(CIC)「本人申告を申し込む」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  6. [6]
    シー・アイ・シー(CIC)「インターネットで本人申告する」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  7. [7]
    シー・アイ・シー(CIC)「郵送で本人申告する」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  8. [8]
    シー・アイ・シー(CIC)「第三者に名義を使われる恐れがあるのですが、どうすればよいですか?」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  9. [9]
    全国銀行個人信用情報センター(KSC)「本人申告の手続き」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  10. [10]
    全国銀行個人信用情報センター(KSC)「インターネットによる申告手続」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  11. [11]
    全国銀行個人信用情報センター(KSC)「郵送による申告手続」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  12. [12]
    全国銀行個人信用情報センター(KSC)「【3】本人申告の手続きについて」公式発表|参照 10月16日原文を開く
  13. [13]
    全国銀行個人信用情報センター(KSC)「重要なお知らせ(本人申告および本人開示のWEB申込の一時休止・再開ほか)」公式発表|参照 10月16日原文を開く

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